エビデンス評価の決め方

2軸で表示する理由

当サイトの評価は「研究の量(研究はまだ / 研究あり(少数) / 研究が複数 / 研究が多い)」と「研究で見られた差(まだ判断できない / 差は見られていない / 小さめ / 中くらい / 大きい)」の2軸です。1語に融合させると「よく研究されている」と「よく効く」の区別が消えるためです。どちらの軸も文献を記述するものであり、商品を評価するものではありません。

「研究はまだ」は独立したレベルとして持ちます。誰も調べていないことを「研究あり(少数)」に繰り上げません。「まだ判断できない」は研究の量が足りず差の大きさを言えないという意味で、効かないという意味ではありません。また「差は見られていない」は、調べた上で差がなかったという知見であり、低評価ではありません。研究の量と研究で見られた差は、目的ページの並び順と、商品ページの「まだ調べられていないこと」に使います。成分ページの「根拠となる研究」には、出典へのリンクだけを載せます。

「研究の量」のしきい値(実装と同一の値)

宣言できる上限 ヒトRCT 独立研究グループ 再現性
研究が多い 5件以上 3以上 独立群で方向が一致
研究が複数 3件以上 2以上 —
研究あり(少数) 1件以上 — —
研究はまだ 0件 — —

この表の数値はページに直書きしたものではなく、判定コードと同じ定数を参照して表示しています(表とコードは乖離できません)。しきい値はルーブリックとして「宣言の上限」を縛るもので、上限を超える格上げはビルドが拒否します。格下げは常に可能です。

導出に使う4つの問い

  1. 著者に利益相反はあるか(人手判断)
  2. いくつの独立した研究グループが寄与しているか(機械検証可能)
  3. 含まれていない集団はあるか — 運動研究は若年男性に偏りがち(人手判断)
  4. その研究領域は何年目か — 新しい知見ほど後に効果量が縮む(機械検証可能)

この仕組みの限界(正直に)

  • RCT件数・独立グループ数は編集部の自己申告の整数です。ルーブリックが防ぐのは「自分の数字より上の宣言」だけで、数字自体の正しさは出典(各ページの参考文献)で監査してください。
  • 4つの問いのうち2つは人手判断であり、機械的な客観性を装いません。
  • 試験管内・動物実験のみの機序は、経口摂取での到達性(曝露量)が別に問われます。リスク=ハザード×曝露であり、ハザードだけを語りません。
  • 本サイトが判定していないこと: 医薬品との相互作用・既往症がある場合の可否・妊娠中/授乳中の安全性。該当する方は医師・薬剤師にご相談ください。